黒ぶちブログ

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歌詞の作り方

作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)

作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)


作詞というのは音楽を作るという役割の中では始めやすい部類になりますね。
例えばボーカロイドのコラボでも歌詞に対して曲が圧倒的に足りないということがあります。
 
私は作曲や編曲をしますが、逆に作詞はあまりしません。バンドをしていた時は他のメンバーに作詞を依頼していました。
また自作曲を動画サイトに投稿する活動をしようと、サイトで歌詞を募集していました。
 
様々な歌詞を見て私が大事だと感じたのは 

1 響き、語感
2 語彙力
3 センスの良い言葉選び

この3点ですね。
順に説明します。
 

1 響き、語感

歌詞という言葉の通り、歌詞は歌ありきなものです。詩ではありません。
歌詞の内容は好みなのに、メロディと言葉の区切りが合わないという理由でNGを出すというケースは多いですね。
 また、メロディの起伏やアクセントと言葉のアクセントが合わないケース。 

やはり良い曲は口ずさみやすい、覚えやすいものです。
書きたい事ばかり羅列するのではなく、メロディラインを意識して言葉を選ぶと良いと思います。


2 語彙力

早い人は2.3曲目からぶち当たる壁かもしれませんね。

会いたい
寂しい
君がいる

私の体験ではこの辺りの言葉を使い出す人は危険信号ですw
また平仮名が多い人も該当しますね。平仮名が悪いのではなく、アプローチのバリエーションが少ないという事です。

ありきたりな対策ではありますが、読書をしましょう。


3 センスの良い言葉選び

これが出来ない人は2のタイプとは真逆な人が多い印象です。
漢字が得意というよりは日常では到底使い道の無い熟語に何故か詳しい人。
2はポップ系バンドの女性ボーカルに多いですが、こちらはコラボサイトで作詞をしている人に多いです。
ネットで募集するとこのタイプの人に当たりやすいですね。

そういう熟語も良いのですが響きや語感が伴っていない場合が圧倒的に多い上、痛々しく目も当てられないというケースもあります。


まとめ

歌詞に限りませんが、客観的な視点をどれだけ持つことが出来るか。1日寝かせて見直してみると感じ方が変わったりもします。
採用されたいが為に、質より量の作詞をしていませんか? 
歌う人の声やイメージ、メロディや雰囲気に向き合い、とことん作り込みことが大切です!